[あらすじ]青い海の伝説第11話①「人魚を愛するさだめの少年」+Cap157枚

12/24/2016


青い海の伝説」第11話あらすじ①



「その昔、ある少年が人魚を愛し、人魚の声を聞きました」セファ。
「私が、その少年なのか?」ダムリョン。

~『彼は人魚を愛し、人魚の声を聞いた少年でした・・・』~ ダムリョンの声

「けれど彼は重要なことを知らずにいたのです。
人魚には特別な能力があるということを。
口づけで、人の記憶を消し去ることができることを。」セファ。

~『記憶を消しても消しても、別の世に生まれ変わっても、
   また人魚を愛するさだめを持つ少年だった・・・』~ ダムリョンの声

「私をたすけて・・」セファ。



「それを知ればホジュンジェは私を嫌いになるでしょう」シムチョン。
「離れるでしょう」シムチョン。
「来ないで、ホジュンジェ!」シムチョン。

「私の秘密は私があなたとは違うということ・・・
 私が人魚だということ・・・」シムチョン。

~『そうして結局また、人魚の声を聞くことになる少年だった・・・』~ ダムリョンの声

走るジュンジェはスペインでのことをすべて思い出していた。




「愛してる」
その声はシムチョンだった。

~『それは私だったのだ』~ ダムリョンの声


あちこちを探して走るが、シムチョンは見つからない。
道行く人に携帯の写真を見せて訊いても知らないという答えばかり。

ふと街中で止まった車のラジオからブラックムーンの話が聞こえてきた。
ひと月のうちに二回新月が現れる現象が起き、
月が暗闇の中に消えることからそう呼ばれる月夜が今夜なのだ。
昔は、不吉の象徴といわれてきた月夜なのだと。














400年前

部下から報告を受けるダムリョン。

県令が人魚に惑わされて民心を混乱させていることや、
ヤン氏に殺人の罪を着せているということなどを
賄賂を受け取った役人が訴えている、
また、ヤン氏の手下が毎晩海で人魚を探していることなどだ。

ダムリョンは部下の剣を抜き、牢獄へ向かう。

そして、ヤン氏に剣をあて
「死ね、そして二度とよみがえるな」
そう言って剣を・・・


ソウルにて

その悪夢を見て飛び起きるマデヨン。
「また変な夢だ」
俺?俺がいる?
「ホ・ジュンジェ?・・それに・・人魚?」






シムチョンは デパートに商品を持ち込んだ。
すべてを金に換えるように言っている。

ジュンジェはシムチョンを見つけられず、一旦家に帰った。
テオがデパートに買ったものを持ち込んだシムチョンを、CCTVのデータから見つけていた。
「なんでそんな?」
「さあな、売りさばいて部屋でも探すんだろ」
「なんで部屋を探すんだよ?家はあるじゃないか?」
「チョンの家じゃないだろ」

テオにどこまで行ったか尋ねるジュンジェ。
しかし百貨店のネットワークに簡単に入れないというテオに。
「お前それでもハッカーなのか!」切れるジュンジェ。
「携帯は?」ナムドゥ。
「切ってるんだよ」
「嫌な感じだな、もう戻らないんじゃないか?」


デパート内の展示用の乗ってはいけない回転ブランコに座るシムチョンを、チヒョンが見つけた。
優しい目で見て、そのままにさせるようにスタッフに言うチヒョン。







ジュンジェはロフト部屋へ行き、真珠を手にしシムチョンを思い出していた。

「俺が童話の中に来たのか?
それとも、お前がこっちの世の中に出てきたのか?」



デパートを出て、クリスマスイルミネーションを見ながらシムチョンは歩いている。
これからどうするのか・・

その時、チヒョンが隣にやってきた。
「あ、ホジュンジェの家族?」
「ただ、ホチヒョンと呼んでくれないかな。
それで、一人で来たの?ジュンジェは?」

それには答えないシムチョン。
「ここはほんとに、きれいでいいものが多いわね。
私が住んでたとこはこんなものはないわ」
「どこなの?どこでもとクリスマスはあるんじゃないの?」
「無いところもあるの」

シムチョンがジュンジェと住んでいることは知ったが、シムチョンは帰りたくないと言うので
チヒョンはシムチョンが言うところまで送ることにした。




チムシルバン=サウナに到着する二人。
「TV見てると、家を出た人たちはみんなここで寝てるんだよ」
「そうか、だけど気をつけてくださいね」
そういった瞬間にも男性用入り口を開けたシムチョンを、チヒョンが慌てて止めた。

シムチョンはほかの人の様子を見て、真似をする。
その様子を女子高生たちがこっそりうかがっていた・・





いまだに見つからないシム・チョンを探すジュンジェ達。
テオはCCTVをチェックしている。

「ヒョン、もしかして、人魚姫の話知ってるか?」
ふと思いついたジュンジェが訊く。

「ガラスの靴が出てくるやつ?」
「それってちがうんじゃないか?」
「それはシンデレラだよ」と、テオ。

童話なんて愛して結婚して終わりだと言うナムドゥにテオが
それはディズニーであって、童話では死ぬんだと言う。

「あ、そうだ、人魚死んだんだったな」ナムドゥ。
「人魚がどうして死ぬんだ?童話がそんなんでいいのか?」ジュンジェ。
「子どもたちが読むのにどうしてそうなんだよな?」ナムドゥ。
そして、こんな夜更けに何でこんな話を?とナムドゥは付け加えた。






















夜が明けて、ジュンジェは公園へ行く。
いつもの女性が座っている。
ジュンジェは差し出された手には軽く触れるだけにして、
さっそくチョンが来なかったか尋ねる。

しかし、ジュンジェは「最も感銘深く読んだ小説は何?」と唐突に質問される。
「は?」
「私は、ロミオとジュリエットよ。泣いたわ、シェークスピアは名前だけの巨匠じゃないってことよね」

ジュンジェはさらに聞く。
「見たのかって、チョンだよ?」
「ここにちょっとの間、座ってみな」
しぶしぶ座るジュンジェ。

「世の中には多くのラブストーリーがあるわね。
だけどその多くの愛の物語から、美辞麗句を引くと肝心なことがたった一文だけ残るの、
なんだと思う?」
「なんなんだ?」

「いるときに大切にしろ」
「あ~、くそ!!」勢いよく立ち上がって去ろうとするジュンジェ。

「いるときに大切にすれば別れないんだから!
こんな風にに探しに来ることもないんだよ!永遠の真理だよ!」
「チョンに会ったら、俺に必ず連絡しろと言えよ、必ずだぞ!」
捨て台詞を言って去るジュンジェを見ながら
女性は、また来るわね、また来るわ。とつぶやいた。


車に戻り位置情報をチェックするが、シムチョンの携帯は電源が入っていない。

そんな時、女子高生たちがシムチョンから盗んだものを分け合っていた。
一人がスマホのスイッチを入れた。
ジュンジェがすぐさま位置確認して飛んできた。

「ストップ〜〜!まず携帯貸せ、どこで手に入れた?」
「私のですけど」

「そうか?俺の彼女の携帯だけど」
ジュンジェが通話を押すとその電話が鳴りだし、女子高生は顔をしかめた。

「俺の彼女は今どこだ?」
「知りませんけど」

「あ~~金はあげるから、どこなのか言えよ!」
「・・・この先のチムシルバンに・・」
「ありがとうな!」

握手すると見せかけて、バッグごと取り返すジュンジェ。
「おじさん、なんなの!」

「俺か?俺は詐欺師だ。お前らこのままだと俺みたいになるんだぞ。
好きな人ができて、あなた何やってる人?って聞かれたとき、
嘘をつかないといけなくなるぞ、それでもいいのか?」

そう言って去るジュンジェにときめく女子高生たち。

















チムシルバンではシムチョンはチヒョンといた。
どうにも心配で、今日は休んで来たんだと、チヒョン。

シムチョンは眠れなかったし食欲が無いと言いながら、ゆで卵を頭で割って一口で食べる。
チヒョンがそっと見守っているところへ

ジュンジェが飛び込んできてシム・チョンを見つけた。
「ホジュンジェ」ジュンジェに気づき立ち上がるシムチョン。

シム・チョンに走り寄り、抱き締めるジュンジェ。
「お前・・誰が家を出てこんなところにいろと言ったんだ?
俺がどれだけ探したのかわかるか?
ここはどうやってきたんだ?」
一気に問いかけるジュンジェ。

「チヒョンさんが連れてきてくれたの」
そこで初めてチヒョンに気づいた。

「お前がここにどうして?」
「誤解するな、昨日外で偶然会ったんだけど、チョンさんが家に帰りたくないと言うから」
「帰りたくない?お前そう言ったのか?」
「ええ、そう言ったわ」

「お前は先に行けよ」チヒョンにそう言い、
「お前とはどこか静かなところに行って話をしよう」
とシムチョンには言うジュンジェ。















 向かい合う二人。
「ホジュンジェ、私はこの前買ったものをすべてお金に変えたわ。
どうせ私はそれも必要ないから、あなたに返してあげる」
「ああ、ちゃんと受け取った」
お金を差し出すジュンジェに驚くシムチョン。
「どうなってるの?」

「スマホもちゃんと扱えよ」
ジュンジェがスマホも手渡す。
「えっ?なんで、それをどうしてあなたが?」
「俺も悪いやつだけど、ここには俺より悪いやつが多いってことだ、
だからもうちょっと気をつけろって、お願いだから」

何も言わないシムチョンにさらに質問するジュンジェ。
「ご飯は?食べたのか?」
「卵とシッケを食べたわ」 ※シッケ=飲み物
「ほかに食べたいものは?」
「無いわ」

けれど、ジュンジェにはシムチョンの声が聞こえてきた・・・
『トッポッキ、スンデ、キムマリ、イチゴ味のかき氷、メロン味のかき氷、焼き餃子、肉まん、わかめスープ・・・』

「そうか、食欲が無いんだな、俺はお前が帰って来ると思って、家にカルビを用意してたんだが」
『カルビといえばヤンニョムカルビがいいわ』
「ヤンニョムカルビだぞ」
「私は大丈夫」
と口では言い、
『食べたいな、ヤンニョムカルビ』
と心では言うシムチョンに笑いがこらえきれなくなりそうなジュンジェ。

しかし、「それで、ほんとに帰らないのか?」と尋ねると
「帰らないわ」とシム・チョンは言う。
「ほんとに?」とがっかりするジュンジェ。

「うん」
「なんで?」

『あなたは詐欺師なんでしょ。人を騙す悪いヤツなんでしょ、私のことも騙したじゃない。
だけど、悪いやつのあなたを、なんで嫌になれないんだろう?
私を騙すあなたからなんで離れられないんだろう?』
言葉にはせず、シムチョンの心の声だけがジュンジェに届く。

「家に帰るのが嫌ならここにいろ、そのかわりにどこにも行かずここにいろ。
挨拶もなく、さっさと他のところへ行くなよ」
「わかったわ」
「約束したぞ、え?じゃあ俺は行くよ、行くからなっ!」
「行って」

ジュンジェは部屋を出てすぐに聞き耳を立ててみる。
何も聞こえてこない。
「なんだ?行かないでホ・ジュンジェ!
そう言うかと思ったのに、どうしてこうも冷静なんだ?」

ジュンジェが階段を降りると、チヒョンが待っていた。
父の体調不良を告げるチヒョンにジュンジェは、お前がよくしてやればいいと聞く耳を持たない。
「お前がそばで懸命に孝行しろ、病院にちゃんと連れていけ」
チヒョンが「自分には初めて父と呼べる方だから、大切にする」と言うと、
ジュンジェは「そうしろ、父を守るのはお前だ、よく守ってくれ」と言って去る。








ホン刑事と同僚は、マデヨンは孤児で家族がなく、結婚もしていないが、
1988年にマデヨンと同じ日にカンジヒョンという転入申告した同居人が居たことを調べ上げる。
初めて聞く名前だった。

そのカンジヒョンは調べていくと結婚を二回したが二回とも夫と死別していたことが分かった。
どちらも失明してから死亡していたことが聞きこみから浮かんできた。


ホイルジュンの症状はひどくなる。

キム博士のところに行くというイルジュンだったが、電話したら薬を飲んでしっかり休むのがいいと言われたと嘘をついて病院に行かせないカンソヒ。


一方、チンジュ夫妻は、ナムドゥから連絡がないことを気にしている。
食事までは良かったと話していると、ユランが
ご主人がせわしなく焦っていたみたいだからじゃないですかと言ったので、
チンジュは怒りを夫にぶつけた。





「何で家があるのにあんなとこで」
 一人家に戻るジュンジェのもとにナムドゥがやってくる。
「チョンは?みつかった?」
「うん」
「戻ってこないのか?あ、俺の部屋はボイラーが壊れて寒いからここで寝る」
ベッドに横になるナムドゥ。

「ああ~ふつうはそうだろ、何か問題があれば顔を合わせて、会話するもんだよな?」
「なんだ?チョンが家に帰るのは嫌だって?」
「どこで家出するなんて悪いこと覚えたんだ」
「高3のときに家出したお前が言うことじゃないようだろ」

「はっ、いやだって?家に帰って来たくないだって?」
「チョンが?誰に言ったんだ?」
「いるんだよ、そんなやつが!」
















その時急にジュンジェの頭の中で、前にシムチョンとやり取りしたことが浮かんできた。

『何だ、そいつはよくしてくれたのか?』
『雨の時は傘をさしてくれたし、一人の時には手を握ってくれた』

スペインでの自分とシムチョンがフラッシュバックする。

『ラーメンも作ってくれたの』
『ラ、ラーメン? うわ~~ラーメンだってさ! そいつはラーメン食ってけって言ったのか?
そいつかなり腹黒いぞ』

スキー場での会話も思い出す。
二人で教会でラーメンを食べている場面も浮かぶ。

「ああああああ~~~やつが…俺だった?」
「なんだ?お前?」

『そんな奴には気をつけろよ』
部屋での会話。

『おかしい奴だぞ』
スキー場で嫉妬する自分の姿。

『そんなことするのは頭のおかしい奴だぞ』
『そんなやつと遊ぶんじゃない』
『そんな奴には特に気をつけなきゃダメだろ』
『何か企んでるぞ』
部屋での会話、シムチョンは何も言わずそっと笑みを浮かべていたことまで思い出した。























「ああ~~ああああああ~~~~」頭をかきむしる。
「俺か~~~~~」ベッドに倒れこむ。
「わ~~待ってくれ、他のだれかじゃなくて、俺だったのか!!!!」ベッドを転げまわるジュンジェ。
ナムドゥはベッドから飛び降りた。

恐る恐る見守るナムドゥに笑いながら俺だったんだ~~を叫ぶジュンジェ。
「何?」
「だから、奴は奴じゃなくて、俺、俺だったんだよ、ヒョン~~
あはは、ちょっと、俺だったんだ~~~!」
引くナムドゥにお構いなしのジュンジェ。
「あああ~~~奴が、奴が、奴じゃなくて、俺なんだ」

やっとシムチョンの好きな人物が自分だったと理解してジュンジェはうれしくてたまらない。
 ナムドゥは部屋を出ていった。
「俺、寒くてもいいや、出ていくわ。ちゃんと休めよ」


そうと知ったらじっとしてはいられなかった。
車に乗り、嬉しさをかみしめながらチムシルバンへとジュンジェは向かった。



















寝ているシムチョンを見つけた。
そばに近寄ろうとしていた男性をふんずけて遠ざけ、隣に寝る。

寝ているシムチョンを見つめる。

ふとシムチョンが目を覚ますと、ジュンジェが眠っている。

『ホジュンジェだ!目をあけないで、ホジュンジェ。起きないでホジュンジェ。
そのままで、ずっと私が見られるように、
見られなかった分だけいっぱい見られるように。

私があなたに何も尋ねなくても良くて、
あなたも私に何も隠さなくても良くていいように、
目を開けないでいて、ホジュンジェ!』

 その声はジュンジェに届いていた。
寝たふりをするジュンジェ。

『あ~寒いわ』
するとジュンジェはすぐさま毛布をシムチョンに蹴り飛ばす。
『ホジュンジェも寒いはず』と、戻すシム・チョン。
「う~ん、どうしてこうも暑いんだ」
寝言のふりをしていって、また毛布を蹴とばす。
『あったかいな』と、シム・チョン。

ジュンジェはシムチョンに背を向けてこっそりと笑顔を浮かべた。
寒かったけど。

あらすじ11-②に続く





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