[あらすじ]青い海の伝説第10話②「少年は人魚の声を・・」Cap187枚

12/19/2016

「あらすじ]青い海の伝説第10話②「少年は人魚の声を聞きました」+Cap187枚


           ※10-①はこちら









一人ビールを飲むジュンジェ。
そこへシムチョンがやってきた。

「ホ・ジュンジェ何してるの?」
「降りて来るなよ」
「わかった」と言いながら降りてくるシムチョン。
「降りてくるなって意味わかるだろ?」
「どうしてお酒を?」
「酒って知ってるんだ?」
「お酒?テレビでみたわ。これを飲んだら人は、笑い泣きお喋りになり喧嘩して通りで寝るんでしょ?」

「それはナムドゥヒョンの酒だ。酒を飲んだヒョンのあだ名は『犬ナムドゥ』飲んだら犬になるんだ。元カノに愛嬌ふりまいたりする。それって、酒の飲み方を間違えて覚えたせいなんだ。でも俺は酒はそんなに好きじゃないし、コントロールしながら酒を楽しめるぞ」と言うジュンジェ。

「じゃ、ホジュンジェ、あなたがお酒の飲み方を教えてよ」
「そうか?お前俺と飲みたいのか?」












 シムチョンのグラスにビールを注ぐジュンジェ。するといきなりゴクゴクと飲み始めるシムチョン。
「お前、そんな飲み方はダメだ。なぜ酒をのむのか?乾杯するためだ」
「乾杯?」
「こういう風にグラスを持って、乾杯!」
グラスを触れ合わせるジュンジェ。

「乾杯って大好きだわ。もう一回しましょ!」
嬉しそうにシムチョンは乾杯を繰り返しビールを飲み続けた。
そして酔っ払い、タコの干物を見て嘆き始めるシムチョン。

「何でこんなに乾いちゃったの?」
「乾物だ。乾燥したタコだろ?」
「人ってなんて残酷なの?どうやってタコを焼いたり切ったり乾燥したりできるの?可哀想だわ」
「じゃ、刺身をたべる人は?」
「タコは別よ!私にとってタコは、あなたの様な人間にとっての犬のような物なの。どんなにタコがかわいくくっつくかも知らないで・・」

 「あなたのような人間にとって?じゃお前は人間じゃないのか?」

「違うわ!」
「違うって?じゃ・・何だ」
「私は・・人・・」

 とそこで正気に戻るシムチョン。
「ホジュンジェ、私酔ってたみたい」
「気が付いたのか」
「ちょっとふらふらしてたけど急に元通りになっちゃた。さあ乾杯!」

「お前の回復って凄いな」
そこからさらにビールを飲み続け、今度はジュンジェが酔っぱらた。





























「俺はアルコールがそんなに好きじゃない。俺はコントロールできる」
「さっきも言ってたけど?」
「だからマジで幸せに思えよ。おれは酒をコントロールしながら飲めるんだ。コントロール。コントロール。コントロール・・・」

そしてその後ベロベロに酔いつぶれ、ひとりでに笑い出すジュンジェ。

「わははは~~~!」
「ホジュンジェ~」
「うーーん、今日は誰も家に帰るな。」
「ここが家だけど?ホ・ジュンジェ」

「特にお前!」
「わたし?」
シムチョンを指さすジュンジェ。
「お前は帰さない。帰さないからな。行くな。行くな。」
「行かないわ。行く場所なんてないもの」

「あぁ・・・・」と突然携帯を手にするとシムチョンにかけるジュンジェ。
「今度電源を切ってみろ~言っただろ、家じゃない時は俺の傍にいろって。でもわかっていないし聞きもしない。」

と言った後、鳴る電話を取ろうとするシムチョンを引き止める。
「どこに行くんだ、動くな、ここにいろ」
そして携帯に向かってわめくジュンジェ。
「あぁ~~~また出ない!俺の電話はいつも無視か!シムチョ~~ン、シムチョ~~~ン、シムチョ~~~~~ン!!!」

「せっかく電話を買ったのに・・おいっ、動くな!どこに行くんだ?」
鳴る電話に立とうとするシムチョンを止める。
「ストップ~~お前はこっちにこい!」

と、自ら近寄り抱き寄せるジュンジェ。

「どこにも行かせるもんか!どこにも!」
「私行かないわ。ホジュンジェ」
「うん~~」
「アルコールって本当にいいわ。陸で一番いいものかも」

「行くな」
シムチョンが聞いている。
「俺達が違っても、例え俺達がもの凄く違っているとしても・・俺は離れない」

ジュンジェはそのままシムチョンの肩に寄りかかり寝てしまう。

「これが嘘ではないこと……真実であることを願うわ」とシムチョン













翌日の朝、酷い二日酔いでトイレに通うジュンジェ。
それを見てケロッとしているシムチョンは訊いた。
「ホジュンジェ死なないわよね?もう七回目だけど……」

「死にそうになっても死なないよ、それが酒だ」とナムドゥ。
「なんで酒を飲んだ?」
「誰から覚えるかが大事だというから」
「なら」俺に習えばいいのに、ジュンジェに酒を教えたのは俺だぞ」
「犬ナムドゥになるって」
「まあいい」
いったんトイレから出てきたまたすぐ戻るジュンジェを見る二人。

「あの・・酔っ払った人が言う言葉って真実?それとも嘘?」
「半々かな・・ジュンジェの場合ぜんぶ嘘!完全に嘘。飲んだ時にジュンジェと交わした会話は全部たわごとだよ。」
「ふーん、そうなんだ・・」
「ジュンジェと話したことは犬と会話したって思えばいいさ」

がっかりとして部屋に戻るシムチョンに好奇心丸出しで尋ねるナムド。
「何故?ジュンジェ、なんて言ったんだ?」

 そこへチンジュが3時にペットサロンを予約したとテオが言ってきた。動こうか、とナムドゥが行動開始する。


行きつけのペットサロンを訪れるジンジュ。
そこへ偶然を装った犬連れのナムドゥが入ってくる。

世間話をした後、CEOに食事を一緒にできるか聞いてくれたかと尋ねるジンジュに難しそうだと否定的な返事をする。
食事のスケジュールが埋まっていて、今も日本で婚約者と寿司を食べている。食事への誘いが多くて避けているようだと。だからこそ、あなたに頼むんだからと自家製野菜を使用したドッグフードを渡し、良い知らせを待っていると言うチンジュだった。


帰宅後その話をシアにするチンジュに、一貫して詐欺だと言う態度を崩さないシア。
「詐欺ならこう何度も私を拒否しない」
とナムドゥを信じているジンジュに、手口だとシアがそう話している傍に近づくモラン。

手間がかかるから洗濯物の服と下着の仕分けを頼むモランに、ムッとするシア。
「その為に雇っているのよ。ここでのボスは誰?あなたは義理の母なの?」

「私だってあなたの義理の母になろうなんて思いません」とモランが言い返すのを聞いて「息子の嫁になる人に同情するわ」と叫ぶシア。

そんな二人に呆れている所へ、ナムドゥからの食事会OKの電話が入り大喜びするジンジュ。






















3人の計画が進行する。
ジュンジェはスカートの丈が短いとシムチョンの服にダメ出しし、ナムドゥはその横でチンジュに恩着せながら今から行くと伝える。

ジンジュはキムジェヒの訪問に舞い上がり、服選びを夫に聞くが当てにならないため、モランを頼った。
いろいろ文句をつけたがモランは無難なクリーム色のスーツを選ばせ、ネックレスを勧めた。


チンジュ邸にナムド、ジュンジェとシムチョンがやってきた。

夫と娘を連れて門まで迎えに出たジンジュは、夫に男たちを案内させシムチョンを引き止める。

「一度お会いましたよね?ユナとエリザベスが小さな諍いを・・こんな風に又会うなんて。エリザベス挨拶して!」

「こんにちは。」とエリザベス

「こんにちは。ユナを頼むわね。私の友達だから」

「これからはあなたのベストフレンドは誰なの?ユナよ!」と娘に言うチンジュ。


シアが帰宅し、ちょうど門を開けようとしている時、イチジクを買ってこいとのジンジュからの電話。仕方なくシアが買い物に行ったためニアミスを避けられた一行。

シアの口ぶりから、詐欺を疑っているトンシクは一人別室へ。
名刺交換で渡された、キムジェヒの会社の日本支店へ電話し在任を確認するドンシク。

私用で韓国にいるといわれ、うのみにするトンシクはそれが外で待機するテオの言葉だとも知らず本物だと安心した。

「おばさん、できた?全部美味しいわよね?」そわそわするチンジュ。

「普段の食事が一番美味しいと思って同じ様に料理しましたわ。」
「素晴らしいわ。今日のテーマは”おもてなし”だから!私が持っていくわ。」

食事が始まるや、直ぐに本題に入ろうとするチンジュ達に
「今日は挨拶がわりの軽い食事会だから、詳細はお互いを知った後にでも」

そう言われて先走った事を謝った後、結婚のご予定はと尋ねるドンシク。
「もうすぐする予定です。ドバイ辺りかヨーロッパで……」

 そう嘘をつくジュンジェを見つめるシムチョン。
そしてその問いかける様な視線に気まずいジュンジェ。

 「まあ、そうなんですか!ラッキーですね。」
と話を振るが空気がおかしいので慌てて話題を変え食卓の料理の説明を始めるジンジュ。

「これは、スケトウダラの魚肉をすり身にした卵焼き。レシピは独特ですけど美味しいですよ」


















勧められ一口食べたジュンジェは懐かしい味に顔色を変えた。
「とても美味しいです。母が作ってくれた味に似ています。」
「まあ!そうなんですか。良かったですわ。おばさん、卵焼きもっと運んで!」

 卵焼きのお皿を「どうぞご賞味を」と言いつつ食卓に置くモラン。
聞き覚えのある声のようで、振り返るジュンジェだが、背中しか見えず母親だと気づかない。











その時再び、シアが家に入ろうとした。
それを見たテオは、その場しのぎにとっさの愛の告白をしてシアを家から遠ざけた。
そうして話したいとカフェに入り、ジュンジェ達に緊急メールを送ったのだった。

「直ぐに出ろ!そこ、シアの家だぞ」


大慌てでメッセージを読んだナムドゥは隣のジュンジェに耳打ちする。素早く反応し、チンジュ達には火急の用ができたからと告げ、立ち去る3人。

シアとの対面はギリギリのところで避けられた。














家に戻り、言い合いを始めるジュンジェとナムド。
「身元調査を徹底的にすべきだったんだ。何てこった!もう少しで大事になるところだったぞ」とジュンジェ
「住民票には義理の妹は記されてないんだ。一体どうやったらわかる?全て台無しだ。」とナムドゥ。
「ヘタしたら全部ばれるところだったぞ」

その時、ナムドを振り返りシムチョンは尋ねる。
「何が?」
「何でもない」

 今度はジュンジェに近づき同じ質問をするシムチョン。
「何が台無しになったの?大変なことって?」
答えないジュンジェ。

『ホジュンジェ。詐欺師なの?悪い奴なの?』
ジュンジェを見るシムチョン。
その声にジュンジェも沈黙したままシムチョンを見返す。
前にシムチョンがユナに向かって思ったことを唐突に思い出す。

『私も違う。違うとわかったら、ホジュンジェは私を嫌うでしょう?離れるでしょう?』


そんな二人をみて「仕事にトラブルはつきものだ、黙ってにらみ合ってどうした?怖いぜ」とナムドが言うが反応しない二人。

『全部嘘だったの?』
「そうだ。俺れは嘘をつく人間なんだ。人を騙して彼らから金を巻き上げるんだ。そう、俺はそういうタイプの人間なんだ」
「お前何言ってんだ」
「それが俺の秘密だ」
「ホジュンジェ、おい」
「じゃあお前の秘密はなんだ?」

 『私の秘密は・・・・私はあなたと違うということ。人魚だということ』

その心の声に、ふと水族館で見た人魚と朝鮮時代の花瓶の絵を思い出すジュンジェ。

 「何で睨み合いしているんだ?話もせずに」と二人を見てつぶやくナムド。

 『もし私の正体が分かったら、あなたはきっとショックを受け傷ついて恐れるわね。
そして私から離れると思うから絶対に知られたくないの』

「おいチョン、ジュンジェ部屋に入れよ。二人とも神経質になってるんだ」

 シムチョンが涙を浮かべ部屋に下がった後、ナムドに訊くジュンジェ。

「ヒョン、チョンが言ったこと聞こえたか?」
「何を?”もう少しで何がばれたの”、か?それとも”大変なことっって何?”、か?」
「それじゃない」
「お前達は声に出さずにらみ合ってただけだったろ?」















屋根裏部屋に引っ込むと、真珠を悲しそうに見つめるシムチョン。
そして痛む胸を押さえた。


花瓶に描かれた絵の画像を呆然と見つめるジュンジェ。

ジュンジェは考える。先日教授に話したことが思い出される。
『変ですが、この花瓶に描かれている男性が自分のように思えるんです・・』

絵の中のこの男が自分だとしたら、この人魚は・・

頭に浮かぶそんな自分の思いがジュンジェを悩ませる。
ふと確かめようと屋根裏部屋に上がるジュンジェ。
だが、部屋にシムチョンはいなかった。

 「どこへ行ったんだ?今度は……」
胸騒ぎを感じシムチョンを探しに出るジュンジェ。














街中を走り回りながら、シムチョンを探すジュンジェ。シムチョンに出会ってからの思い出が頭を駆け巡る。
ダムリョンの姿を見た夢も交錯する。
ダムリョン、ヤン氏、セファ・・・

 『全ては繰り返し、この世の因縁がそちらの世でも続いている。悪縁も同じ様に…。だからあのひとを危険な者から守れ』
ダムリョンの言葉がよぎる。

ダムリョンが守ってきた姿と自分がかばった姿がダブる。
夢で見たダムリョンと、自分の行動すべてがつながろうとしている。

走って走って探すのにシムチョンが見つからない。





























その昔、人魚を愛した一人の少年がいました。その少年は人魚の声を聞きました。
「私を救ってください」


 『私も違う。私が違うことを知ったらホジュンジェは私を嫌うでしょうね。離れていくでしょうね』


けれど大事な事を彼は知らなかったのです。人魚には特別の能力がある事を。人魚には口づけで人間の記憶を消し去ることが出来る事を。そうやって人魚はその少年の記憶から泡のように消えてしまったのです。













初めて会ったスペインでのシムチョンの姿。
今はっきりと顔が見える。シムチョンとのやり取りが一気に思い浮かぶ。
出会いに驚いたこと、
靴を履かせたこと、
置き去りにしようとしたこと、
でも迎えに行ってしまったこと、
二人で逃げたこと、
海に飛び込んだこと、
花火を見ようといったこと、
世界の終わりではなく始まりだとシムチョンが言ったこと、

そう、二人で海に飛び込んだんだ。
消されていたシムチョンの姿がすべて戻ってくる。

海でおぼれた自分に口づけるシムチョン、それは人魚の姿をしていた・・・


「愛してるわ」
あの言葉がよみがえる。
立ち尽くし呆然とするジュンジェ。


11話に続く








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1 コメント:

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まゆかぁーっ
2016年12月19日 21:15 delete

「どんなにタコがかわいくくっつくかも知らないで・・」いやーーん!ここの部分、謎だったんですよ。タコ話をしてる二人がー
そかそか、タコがかわゆくくっつくのねー。私もサンナッチ食べたらくっつくタコが大好きよぉー
あ・・・シムチョンにおこられちゃいますねwww

お忙しい中、詳しく書いてくれてありがとーございます(o*。_。)oペコッ

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